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Active@ KillDisk
カナダのオンタリオ州に本社を構え、セキュリティ関連ソフトウェアを開発しているLSoft Technologies社 の Active@ KillDisk というソフトがなかなか便利なので紹介しよう。
無料版で充分
このソフトには有料版と機能限定の無料版とがある。
今回は無料版をCD-Rに書き込んだ物を使用した。
無料版は Bootable Floppy Disk と、CD-R書き込み用のISO Imageで配布されている。
http://www.killdisk.com/downloadfree.htm
CDより起動
CDよりActive@ KillDiskを起動した。
これは無料版であり、ゼロで上書きする処理しかできない。という意味の記述がある。
Configuration
いくつか設定項目があるが、通常は変更する必要は無い。
セクタダンプ機能
このソフトには、ハードディスクのセクタダンプ機能がある。
フリーソフトでこの機能を持っているものは珍しい。
フールプルーフ
操作ミスを防ぐため、抹消処理にはわざわざ「ERASE-ALL-DATA」とタイプしなければならない。
Enterキーを適当にポンポン押すだけでは処理は始まらない。
このフールプルーフな設計は見事だと思う。
我が国のデータ抹消ソフトの中でこのようなフールプルーフな製品があるだろうか?
IT用語辞典 e-Words : フールプルーフとは 【fool proof】
開始
処理が始まった。
処理時間
処理が終った。19分かかった。結論
ゼロで上書き
ゼロで上書きされた。この状態からのデータサルベージはまず無理だろう。すくなくとも市販のデータ復元ソフトでは無理だ。
しかし、磁気ヘッドの出力を解析したり、特殊な顕微鏡を使って磁性体一つ一つの状態を調べれば、わずかに残っている上書き前の磁気情報からデータが復元できるかもしれない。
国家機密級の重要な情報が含まれている場合は、このようなゼロで一回だけ上書きする方法では不十分なので、有料のデータ抹消ソフトを購入し時間をかけて徹底的にやった方が良い。
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